- 食べ物の大切さと料理という方法、マジ偉大。
- 意外に思想的なテイストが混じって面白い。哲学がスパイス。
- とにかく、待つのが大事!!結果を出すには、待つことの大切。
【この本がおすすめな人は?】
- 少年誌レベルのエッチ度:全年齢対象で大丈夫そうです
- ちょっと凝った食べ物が作りたい人
- ちょっと難しい話が好きな人。
【この本で何がわかるのか】
原始の時代、料理なんて物は間違いなくなかったでしょう。
しかし、我々の先祖の食欲は凄まじかったのでしょう。
だって、ゴーヤ食べてたんですよ。苦いやつ!!!
普通思うでしょう。マズ!!これ毒なんじゃね?とか。
それでも食べて、美味しく食べれる方法を片っ端から探したわけですよ。
もし、料理がない世界で、生活していたら、食事の時間が苦行だったでしょうね。
そんな世界に料理ができる人がきたら!!って感じの異世界です。
この漫画を読んで、今の時代がいかに美味しい物であふれているかがよく分かりました。
そりゃ、糖尿病や高脂血症になるかもなーとか思いました。
あとは、思想的にも面白いですね。
哲学的な思想が盛り込まれています。
具体的には、快楽主義といわれる哲学が反映されています。
その他にも、科学的な理論の話などもあり、哲学や科学に興味を持つきっかけになりそうです。
考えることって、バカにできません。アトム=原子の発見は、顕微鏡などを使う以前に考え出されて言います。
考えるだけで、発明できている物って結構あるんですよね。
人間の考えつく物で作れない物はないと言われる理由でもあったりしますね。
また、料理に限らず、結果を出すのは待つのが大事!!
発酵や濾過といった手法を通して、忍耐力がつく印象をうけました。
自宅でもできる手作りの発酵食品やお酒なんかのヒントもちりばめられていますから、料理に興味を持つきっかけにもなりそうです。
【著者はどんな人?】
原作:大間九郎
印象としては、コテコテに考えるのが好きな方。
哲学的な会話が得意な人って印象でしょうか。ツイッターとかでもかなり、専門的な発言をされているようです。
ただ、読んでいて「あーなるほど」とか「こういう見方もあるのか」と思うことも多いので、その人柄が、この作品にも反映されているように思います。
漫画:ワタナベタカシ
日本の漫画家。2019年、「少年マガジンエッジ」にて連載の『エルフデッキと戦場暮らし』(原作:大間九郎)の作画を担当。その他の作品に『マズ飯エルフと遊牧暮らし』など。
出典 マンガペディア https://mangapedia.com/
【読んでの感想】
最初は、良くある料理創作系のマンガだと思ってました。
でも、内容が次第に深まっていく哲学的な物になっていっています。
生き方を通して、作者さん的に伝えていきたいことがあるといった熱量みたいな物を感じる作品です。
しれっと子どもの本棚とかに置いておいてもイイかなーなんて思える作品です。
よければ、手に取ったりしてみてください。
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